エンジンオイルの交換時期を確認しよう

エンジンオイルの交換時期について、ここではトヨタ車を例にして解説します。トヨタ車は、ターボ車を除くガソリン車、ガソリンターボ車、ディーゼル車のエンジン仕様と燃料の違いによって標準として設定されているエンジンオイル交換時期が異なります。まず、ターボ車を除くガソリン車ですが、15,000km走行または1年、ガソリンターボ車では、5,000kmまたは6ヶ月がエンジンオイルの交換時期です。ディーゼル車については、車種によって設定が異なりますが、トヨタ車では5,000km〜20,000kmまたは半年から1年毎にエンジンオイルを交換することになっています。走行距離と年月の両方で設定されているのは、走行によるエンジンオイルの劣化と経年による劣化の両方をエンジンオイル交換では考慮する必要があるためです。ターボ車を除くガソリン車を例にすると、1年間で10,000km走行した場合はエンジンオイル交換時期の15,000kmには至っていませんが、1年を経過した場合は、1年毎に交換が推奨されていますのでエンジンオイルを交換するタイミングとなります。また、車の走行条件が厳しい場合には、半分の距離または半分の期間がエンジンオイル交換時期として推奨されています。エンジンオイルの交換時期は各メーカーや車種によって異なります。お使いの車の取り扱い説明書に記載されていますので確認しておきましょう。

こまめにエンジンオイルを交換しよう

エンジンオイルはこまめに交換することで、車の性能を維持しエンジンの寿命を長持ちさせることができます。最近のエンジンは自動車メーカー各社の技術的な進歩により、寿命や耐久性が増しているものの、エンジンオイルはメーカー指定の時期に交換することをおすすめします。エンジンオイルはエンジンの各部品同士の摩擦を減らし、潤滑することでエンジンを滑らかに回転させることが目的です。また、エンジンオイルの交換時期でも述べましたが、エンジンオイルは走行によりエンジン稼動することによる劣化と時間による経年劣化があります。また、エンジンを使用するとわずかづつではありますが、エンジンオイルは減っていきます。また、エンジンオイルを交換しないで長期間使い続けた場合には、潤滑不足を招いたり、摩耗の侵攻が早くなり、エンジン内部に汚れがこびりついてスラッジがたまったりします。最悪の場合はエンジンが破損することも考えられます。教習所でも教わる走行前点検の項目でエンジンオイルの量や汚れを点検するのも重要な項目だからです。是非こまめにチェックして、量が足りないときは補充し、汚れがひどい場合はエンジンオイルを交換するようにしましょう。

エンジンオイル交換時にオイルフィルターも交換しよう

エンジンオイルは交換しても、オイルフィルターはあまり交換しない方が時々見受けられます。オイルフィルターの交換時期についても各メーカーや車種で交換の推奨時期が異なりますが、エンジンオイルの交換時期と同様に、取扱説明書に記載されていますのでしっかり確認しておきましょう。ここでも、トヨタ車を例に挙げると、ターボ車を除くガソリン車では15,000kmに1回。ガソリンターボ車は10,000kmに1回。ディーゼル車は車種によって設定が異なり10,000km〜20,000kmまたは半年〜1年毎が標準のオイルフィルター交換時期として推奨されています。また、走行条件や使用環境が厳しい場合は、半分の走行距離でのオイルフィルター交換時期を設定しています。エンジンオイルには、エンジン部品が摩擦によって削れた金属粉やエンジン内で発生したカーボン粉などのごみが混じり汚れます。オイルフィルターの役割は、エンジンオイルをろ過することでそれらの汚れを取り除いてオイルをきれいに保つのが目的ですので、交換しないと目詰まりを起こし、エンジン内で正常なオイル循環ができなくなり、潤滑不足によってエンジンの不調を招く恐れがあります。是非、エンジンオイルだけでなく、オイルフィルターも確実に交換しましょう。

Copyright © 2008 エンジンオイル交換はメーカー推奨時期で